他社宛て絵文字変換機能とは、Eメール送信する時に、機種依存文字である絵文字を、他社の似ている絵文字に変換して、メール受信者に送信できる機能である。送信した先の事業者にに相応するものがない場合は
顔文字や一般の文字列になり、それでも適切な絵文字がない場合は「〓」(ゲタ記号)へ変換する。
他社宛て絵文字変換機能として当初、事業者とは関係ないメールサーバーを経由して変換し、受信者側に配信する方式だった。
他社メールアドレスのドメイン名の一部に、特定の文字を追加変更する等など事業者以外のウェブ・メールサービス提供会社等が定めるなんらかの操作をする必要があった。
その後、標準のサービスとして、携帯電話・PHS事業者自身が、、絵文字変換機能を提供する動きが出てきた。
これは、特に特殊な操作・設定をせずに自動的に機能を利用でき、送信元のキャリア側のメールサーバーで自動変換する方式だった。なお現状は、受信者側のサーバーで絵文字変換がされることはない。
2005年11月1日にソフトバンクモバイルがVodafone 3G(現SoftBank 3G)のMMSで他社携帯電話
絵文字部分の自動変換機能を開始した。このサービスの特徴はメールアドレスの末尾部の特別な操作を必要
とせず、絵文字を含んでいないメールとまったく同じ送信操作で他社に絵文字を含むメールを送信できることである。
2006年9月5日auが、同年7月12日NTTドコモがEメールの同様のサービスを開始したことにより、これら3事業者間においては、絵文字の送受信がユーザの特別な操作無くできるようになった
(ただし、SoftBank 6-2では他社への絵文字送信は不可能)。
ちなみにソフトバンクモバイルは、2007年10月29日より同じソフトバンクグループのYahoo!Japanが提供するメール「Yahoo!メール」宛の絵文字を含むメールの絵文字部分の自動変換機能も開始している(Yahoo!メールのパソコン用サイトで受信・閲覧した場合に限る)。
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